余寒の厳しい日が続いておりますが、皆様はお変わりなく太極拳に励まれておられる事と思います。
楊名時先生のご遺志により設立いたしました「楊家養心太極拳」は、2月9日で4周年を迎えました。独立に伴う嵐を乗り越え、楊名時先生の目指した「共存共栄」の精神が具現化され、暖かくも質の高い養心会となりました。これも一重に皆様方のご協力とご支援の賜物と、深く感謝申し上げます。
これからも楊名時先生のご遺志を守り、高い志で頑張って参りますので、ご協力の程どうぞよろしくお願い申し上げます。
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師の道を継ぐ旅立ちや寒晴るる
(養心会設立時の私の決意を述べたものです)
楊 麻紗
なぜ、名前が変わったか
楊名時太極拳は1960年(昭和35年)に、楊名時氏により創始され、以来日本各地で沢山の愛好者の輪が広がり、現在に至っています。楊名時氏は中国山西省の武門の家に生まれ、幼少より太極拳や他の中国武術の英才教育を受け、18歳の時官費留学生として来日しました。専攻は政治学。卒業後は日本に留まり、大学で教鞭も執りました。
太極拳は中国武術を源としていますが、楊名時氏は日本で太極拳を指導、普及するに当たり、健康法・養生法として改良を重ね、楊名時独自の太極拳を完成させました。その特徴は中国の哲学と日本で身につけた武道の技と精神、更には禅の心を融合させたところにあり、人と競うことを戒め、共栄共存を尊ぶものでした。
また、楊名時太極拳は人間の存在を動き、心、呼吸の調和に求める人間教育であり、そこから表現された太極拳を芸術と捉えています。そして楊名時氏が太極拳の実践において力説され、最も大切にされたのは「心」でした。 「心は人間存在すべてである」と常に話されていました。 その訓えのいくつかを挙げてみましょう。
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